スタジオに入っても、すぐヘトヘトになって集中力がつづかなかったり、
何をやればいいのか定まらなくて、効率よく練習が出来ないなあって悩んでる人、いませんか?
悪い例としては、個人練習で「せっかくスタジオに入ったんだから」と思い、練習したい曲を大音量で流して、いきなり通し練習を始めてしまうことです。
これ、わりとやっちゃいますよね…?
スタジオの生ドラムを体験して「ただ、楽しみたい!」という方にとっては、とても有意義な時間になるかと思いますが、
実はかなり遠回りな練習方法になってしまっている場合が多いです。
ということで、今回は、
「個人練習の時間配分を効率化する方法!」
をお伝えしていこうと思います。
この方法を使えば、グングン練習がはかどりますので、
本番でのミスを減らせたり、練習時間内に「出来た!」という達成感を味わいやすくなるかと思います!
個人練習の時間配分を効率化する方法とは、
・基本練習
・パターン練習
・曲の練習
の時間配分を上手く振り分けることです。
なるべく元気なうちに
”パターン練習”等の、集中力を必要とするメニューをこなしてしまうことが重要です!
なんだ、そんなことか
と当たり前のように思うかもしれませんが、
実際その通りにやってみると、かなり高い効果を得られますので、
ぜひ、行動に落とし込んでもらえたらと思います!!
曲を流して通し練習をするのが一番楽しいですよね!✨
しかし、それは「既に出来ることを瞬発的に出しているだけ」の練習にしかならない場合が多く、練習時間数に対しての上達率が上がりにくい傾向があります。
上達するために練習するべきことは、
「出来ないことを出来るようにする事」なので、
練習方法として
「よく間違える部分を、2小節分とか4小節分とか、なるべく少ない単位で抜き出して、その部分を何度も何度も繰り返して、正しい動きを身体に覚えこませる」
というのが、効率的な練習方法になります。
これ、つまらないんですよ…
できればやりたくない。
なんでかって、
「出来ないこと」を「やる」っていうのって、嫌ですもん。。
つらいし…
自分のヘタさを痛感させられるし…
いつのタイミングで出来るようになるのか分からないし…
眠くなる…
そう!そうなんです!
だから、上手くならないんですよ。
この作業が楽しかったら、世の中みんな達人になるんじゃないですかね?
なので、やるしかないですね。
「20回!」
ひとまず、回数決めてやりましょう。
できても、できなくても。
20回が多かったら、
「5回!」とかでもいいです。
3回でも!!
まず、「できた!」って思うことが大事なので!
↑ここまでは、
やり方が分かってても、出来ない人
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そして、
3回。
ヨイショ💦 ヨイショ💦 ヨイショ💦
ってやって、
「3回できた!!!」
ってなったら、
その瞬間から、今まで「1回できるかできないか」だった事が、
「3回できた人✨」
になるわけです。
これは、確実に成功体験として積み上がります!
意外とこの成功体験って、今後の上達率に大きく影響してくるんですよね。
これを続けていくと、
「何回やれば出来るようになるのかが、分からない」
という不安が、体感として徐々に分かってくるようになります!
という💡
これが、「効率よく上達する方法」です。
集中力を必要とするパターン練習を、
曲を流す前にしましょうね!!
という、お話しでした。
これを練習メニューに落とし込むと、
↓ ↓ ↓
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スタジオに入ったら、
①エアコンを調節して、ドラムのセッティング
(ルーティンの基礎練習ができる人は、まずそれをやる)
②スティックを持ったらまず、メトロノームを鳴らして、練習中の曲の譜面通りにざっと確認。
(この時に「ここが良く間違ってしまう」という部分をチェックする)
③抜き出した部分のパターンを、繰り返し練習(回数を決める)
④パターン練習が終わったら、メトロノームを鳴らして曲の譜面通りにもう一度通し練習。
⑤音源なしで通せたら、ここで初めて曲の音源を流して、通し練習!
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この順番で練習出来れば、最後に曲を流して通し練習をするときには、
今までよく間違える部分に使っていた集中力を他の部分に分散させることができて、より音楽的に演奏できるようになります!
これで上達間違いなしですね!!
実をいうと、そういう私も、気を抜いてスタジオに入ると、すぐに曲を流したりしちゃうんですよね~💦
だって楽しいんだもん。。生理現象にあらがえない感じ…
パターン練習が不十分のまま、いきなり曲を流して通し練習をすると、無駄に集中力と体力を使ってしまうんです。
曲を流して練習すると、他の楽器の色んな音や色んなリズムに耳を奪われたりもしますし、それに加えて色々なフィルインやキメがどんどん出てきます。
ものすごく集中力が必要な上に、その場その場で必要な動きを瞬発力に頼って対応することでかなり体力も消耗してしまいます。
最後、ドコドコドコ~ ジャ~ン!!って、曲が終わって、(←なんだかちょっと達成感)
いやあ~~、やれやれ💧(さっきまで100%だった体力が30%くらいに…)
さて と、
この後どうしよかな~… (のどが渇いて)
うん!
ひとまずちょっと、休憩!!
↑ ↑ ↑
このパターン、絶対多い気がするんですよね~!!僕だけですかね?
スタジオでも個人練習経験がある人にはきっと共感してもらえるはず!?
人に教えるようになったとしても、自分の事となるとなかなか難しいものです💦
毎日練習を監視してくれるコーチが欲しいですよね~。。
というわけで、
「練習時間の効率化を図りたい!」という方は、
ぜひ今回ご提案した方法を活用してみてくださいね!