冬のワークショップと来週JZ Bratでのライブに向けて、
ドラムヘッド(叩く革の部分)を新品に交換中です!
ドラムヘッドはスティックでいっぱい叩かれるので、しばらくすると変形して音が変わってきてしまいます。
ヘッドの張り方って、難しい印象がある気がするんですけど、どう鳴らしたいのかさえ決まっていれば、わりと同じような手順でチューニングすることが出来ます。(※新品なら)
でも、その「どう鳴らしたいのか」っていうのが、難しかったりもしますよね。
僕が初めて自分のドラムセットを手に入れた時は、このセットが欲しい!と思って買ったわけじゃなくて、知り合いのセットを安く譲ってもらったので、とくに「鳴らしたい音」のイメージを持っていませんでした。
スタジオを貸し切って、ただがむしゃらに何時間も何日も、思いつく限りの色んな方法で試していたのを思い出します。。
<↓この部分、長いので飛ばしてください>
まずは、裏のヘッドを全部外して、ベロンベロンの状態からなるべく均等に少しずつ張っていって、音程を感じるギリギリのところで一度揃えて、「テンションウォッチ」という張り具合を測れる機会で5メモリずつ上げていって、ヘッドがパリパリいうくらいまで音を試してから、ようやく裏のヘッドを張って…
そうこうしてると、この楽器の一番良く鳴るポイントが分かってきた気がして、それを基準に裏のヘッドのテンションを上げてみたり、緩めてみたり、タムの音程をドミソとかドファラとかにして試してみたりとか。
<↑ここまで>
今思うと途方もない作業です…
でもその甲斐あってか、ひとまず一番大きく鳴る音でかつ、伸びすぎない「ドゥーン!」って感じの音が好きだなっていうことに気が付きました。
これだ!って思ってチューニングが完成したドラムセットを思いっきり叩くと、
これがもう、最高に気持ちよくって、ドラムの音色が愛おしくて嬉しくて…(笑)ほんとに。。
えーと、
今回のブログで簡単なチューニング方法論をまとめようかと思ってたんですけど、
当時を思い出しながら書いてたら、やっぱり「時間をかけて色々試す」に超した事はないのかなあと、思いはじめました…(笑)
もし今の僕のドラムセットの音が好きで、そのチューニング方法が知りたいっていう人がいた場合、それはわりと簡潔に伝えられると思うので、レッスンの時にでも聞いてくださいね!